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封鎖中

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2009年11月14日(土)19時13分48秒
   みえみえの下心。
 『庭が今、紅葉していて綺麗だから見においでよ』なんて言葉のをそのまま受け取ってはいけない、と七緒は知っていた筈だった。
 しかし、その誘いに乗ったのは気分転換がしたかったし、実際、綺麗だろう庭を散策してみたかった事もある。
 そして何よりいくらなんでも、昼間っからそのようなマネをしでかさないだろうという楽観した予想もあった。
 だが。
「何を考えて……」
「んー、七緒ちゃんのおっぱい、相変わらずカワイイなって」
「なっ、そんな事じゃなくて!」
 茶会用の離れだというそこは、あずまやというには立派過ぎ、離れというには規模が小さく感じた。
 何より、庭に面した一室が壁、障子というものが存在せず、そのまま部屋に上がれるようになっており、普通の離れとは違った形をしていた。
「誰か来たら……っ」
「誰も来ないよ。だって、さっき、封鎖しておいたもん」
「封鎖?」
「そっ、七緒ちゃんも見たでしょ。道の所々に道を封鎖する為のヤツが置いてあったの。アレ、この離れに行けないように置いておいたから」
「なっ、なっ、でもっ、誰かが」
「来ないって。ね、七緒ちゃん。そろそろ、さ……」
 行為に集中しようとでも言うかのように京楽の手が素早く動いた。
 この離れを通りかかったら、即、京楽は七緒の手を引き、畳の上に七緒をやんわりと、だが抵抗は許さない力で押し倒した。
 着衣は乱れ、素足を日の元に晒している。
「隊長……っ」
 帯が解かれ、七緒の目の端にうつった。
 ちゅくちゅくとした音は京楽が七緒の足の間に顔を埋めている為、生じた音だ。
 木々の揺れる音よりも七緒の耳に確実に届いた。
 京楽の頭を抑えながら七緒は、必死で声を押し殺した。
 ここへの道は封鎖した、と京楽は言った。
 しかし、道なき道を通る輩もいる。まさしく京楽はそのタイプであり、そんな京楽の自宅なのだ。もし親族でもいたら、大抵はそういうタイプだろう。
 そう思うと行為の最中、不安で堪らない。
 しかしその一方で、昼間からしかも畳の上とはいえ半野外での行為を行うという際どさに興奮しているのも事実だった。
 そもそも京楽の誘いにのる時点で、抱かれる事を予想していた筈だ。場所はどうであれ。
 口でどうこう言いつつも、何もなかったら寂しい気分になるだろうし、手を引かれ強引に押し倒された時、期待で身体を熱くなったし、京楽が七緒の肌を弄っている間、七緒は抵抗していたが、その時既に身体を濡らしていた。
 もう既に七緒は京楽の誘いを断る事の出来ない女になっていた。
「七緒ちゃん、すごく濡れてる。そんなにもイイ?」
 ちゅるり、と音を立てて吸い上げた京楽は七緒の蜜で濡れた唇を自分の舌先で拭った。
「ぐしゅぐしゅだよ」
「知りませんっ」
「もしかして、こういうシチュエーションに燃える?」
「違いますっ」
「そ。ボクは燃えるけどなァ」
 言い放つと京楽は手早く準備し、七緒の身体を強く抱き締めた。
「……っ」
 衝撃を予想していた七緒は京楽の肩に噛み付いた。
 繋がった箇所からは淫靡な音が響き、七緒の声にならない声が京楽の肌を強く刺激する。
 何度も何度も打ち付けられ、七緒は必死で京楽にしがみ付いた。



 その離れにはもう一室あり、障子を開け放てば庭を観賞しながら茶を楽しむ事が出来るようになっていた。しかし障子を閉めてしまえば、茶室していう性質上、入り口、障子などは全て小さく、閉じきっていれば昼間でも薄暗い。
 そんな中で二人は、全てを脱ぎ去り、行為に耽っていた。
 少しずつ大胆になり、七緒はもう声を押し殺してはいなかった。
「秋の庭ってさ、結構、好きだけど……、七緒ちゃんの方が、やっぱりイイねぇ」
 そう言って京楽は七緒の身体を離した。
 七緒はうつ伏せになり、顔だけちらりと京楽を見上げた。
「何を言っているんですか、全く……」
「だってねぇ。確かに綺麗だよ。桜も大好きだし、雪見も好きだけよ。けれどねぇ、毎年、おんなじなんだよ。でも七緒ちゃんは、いつだって違う新鮮をくれるし、なにより気持ちいいし」
「何を言っているんですか……」
 そんな言葉に騙されない、と七緒はキツク睨んだ。
 
 

一人で寂しい夜に

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2009年10月 4日(日)14時47分19秒
   浮気しないでね、と言って出かけて行った。
 何を考えて何を心配しているのかと頭をかかえたあの日、七緒はこんなにもバカな人だったのかと改めて思ったものだった。
 それだけじゃない。
 心配だからと言って事もあろうに京楽は七緒に『一人でする方法』とやらを教え込もうとしたのだ。
 自分の事を信じられないのかと腹が立つ前に、まず情けなかった。
 浮気心というか遊び心、火遊び程度の事を一度たりとも考えなかったというと嘘にはなる。
 しかし、それを実行しようと考えるまでに、そういう気持ちが萎えるのは、やはりどれだけ自分が愛されているのか知っているし、口にはしないけれど、七緒にとってかけがえのない人、誰よりも愛している人がいるからだ。
 そこまで考えて恥ずかしくなって七緒は布団を頭から被った。
 主がいない部屋で七緒は京楽の着物を着、まだ京楽の匂いがする布団を被っていた。
 丈の合わない着物ははだけやすく、帯をぐるぐると巻いて強く結んでいる。
 どうせ誰かに見られる事はない。
 見るとしたら……。
「ただいま、七緒ちゃん」
 仕事が逃げ出して帰ってくる時と同じような口調で京楽は言って、布団を捲る。
「寂しかったかい?」
「いいえ、全然」
「ちぇっ、つれないねぇ」
 当然のように首筋に唇を這わせ、はだけかかった襟の合わせ目を広げ、手を差し入れる。
 秋の涼しい風が肌を一瞬だけ撫ぜ、その後を京楽が触れていく。
「こんな時位、熱烈に歓迎してほしいなァ」
「ご冗談を」
「会えなくて寂しいとか、一人寝が辛かったとか言ってくれたら、もうボク、感激なんだけど」
「寝言は寝てから言って下さい。それとも今から永眠でもなさいますか」
「またまたー。七緒ちゃんったら、本当につれないんだから」
 大きな手が着物の上から足を撫で回し、とっくに乱れかけた着衣を乱していく。
 呼吸がどんどんと荒くなっていき、同時に肌の熱も高まっていく。
 緩んだ帯はそのままに、肩や足が露わになっていく。
 身体中を撫で回され、舐め回され、息も絶え絶えに七緒は京楽の背筋を撫で、髪を指に絡める。
「ねぇ、七緒ちゃん。ボクがいなくて寂しかったかい」
 七緒は無言で敷布を掴んだ。
 京楽は両足を肩に載せ、そのまま足の合間にくちづける。
「ん……っ」
 声が思わず弾む。
 京楽の舌は執拗に蠢き、七緒は耐え切れずに声を上げた。
 寂しいから、主のいない部屋で寝泊りする。
 抱き締められている感覚がするから、京楽の着物を着る。
 この部屋で寝泊りしていれば、夜中に帰ってきても一番に、会う事が出来る。
 そして、いち早くこうして抱き合う事が出来る。
 それを知っていながら京楽は七緒に意地悪く問いかける。
 ぴちゃぴちゃという音は何よりも京楽の戻りを、こうして触られる事を待っていたのを雄弁に物語っている。
 京楽の着物はすっかりと汗と染み出した愛液に濡れている。
 七緒はすっかり京楽にされるがまま声を上げ、痴態を晒していた。
 やがて七緒をいたぶるのに厭きたのか、それとも自分が切羽詰ってきたのか、京楽は七緒を抱き直し身体をつなげた。
 圧倒的な挿入感に七緒は喉までもが詰まってしまったような気がした。
 声を出したくとも出せないその息苦しさは一瞬の事だった。
 京楽が身動きすると、まるで金縛りが解けたかのように、ふっと喉も楽になり、七緒は声を上げた。
「あーーっ」
 ギシギシと背骨が悲鳴を上げているようだった。
 無理な体勢を強いられたままの行為は辛いものがあったが、それよりも目先の快楽が勝った。
 久々の営みのせいか、二人の欲情がエスカレートしていく。
 会話する事なく、ましてや何か言葉を囁く事なく幾度も求め合う。
 下肢を汚したままもう一度、と言葉なく腕を伸ばし、足を絡め合い、身体を繋げる。
 申し訳程度に袖が通っていた着物を投げ捨て、夢中になって絡み合う。
 寂しいとか会いたかったなんて、口が裂けても言いたくないけれど、いつだって七緒はこうして待っている。
 

拍手のお返事

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2009年 3月30日(月)20時53分57秒
  29日 18時 Tさま
続き頑張って書いてますー。
もう少々お待ち下さい。
結局、手を出していない設定にしました(笑) 
 

更新

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2009年 3月28日(土)19時18分37秒
  勝負Ⅲ-1をUPしました。
勝負シリーズの最終話の予定です。
暫く連載予定です。
 

更新

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2009年 3月21日(土)17時18分45秒
  一応、更新。
掲示板にて連載していたものを纏めました。
 

更新

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2007年12月13日(木)21時29分33秒
  二つ追加しました。
掲示板にて過去、連載していたものに加筆したり修正したりしています。

報告していませんが、企画を増やしています。
 

拍手のお返事

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2007年11月26日(月)20時33分19秒
編集済
  11月24日の方
合同企画始動です。
リクエストがあったらぜひどうぞ!
『いいふうふ』の日にかこつけて、新婚さんも熟年さんも張り切るでしょうが、今年は『はじめてv』です。 
 

拍手のお返事

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2007年11月 2日(金)22時12分43秒
  28日 20時の方

あえてこちらに。
拉致監禁ごっこは楽しいですね。
企画、頑張りましょう!
ていうか頑張って下さいね。
で、今、頂いたネタで萌え萌えしていますv 
 

拍手のお返事

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2007年10月11日(木)21時40分36秒
  10日 0時の方
少しずつ書いてます。もう暫くお付き合い下さい。
可愛い七緒ちゃんが見たい、読みたいです~。 
 

新刊について

 投稿者:須波@管理人  投稿日:2007年 9月23日(日)17時07分59秒
  9/30の新刊『哀歌』のサンプルですが、通常ですと、1P目を使用していますが、諸事情でこちらにUPします。

**********

 普通の女というものは、男の人を好きになってしまったら、様々な事を想像すると思う。
 自分に都合の良い事を想像するのが殆どで、後になってその想像に恥ずかしくなって一人、赤面したりする。
 一貫して、幸せな結末を夢に描く。
 だから、こんな事を想像した事は一度たりともなかった。
 深夜、眠っている時だった。
 小さな物音に気がついた。
 まるで誰かが入ってきたような音だった。
 この八番隊の隊員たちが寝泊まりしている寮は、大所帯だといってもおかしくない。
 だが、七緒は席官の中でもトップクラスの副隊長を務めているから、それなりの広さを持つ個室を用意されている。数人が一室を共有している一角とも随分と離れている為、深夜ともなれば、静かなものだ。
 こんな夜更けに一体、何事だろう、と起き上がろうとしたが、それは叶わなかった。
 深夜に知らされる緊急の知らせというものは、公私どちらにしても良い知らせではない。むしろ最悪の知らせだ。慣れたくはなかったが、慣れざるを得ない。
 自然といつでも眠りが浅くなり、対処出来るようになっていた。
 何故、起き上がれないのだ、と七緒は顔を上げようとした時、気がついた。
 起き上がれないのは、誰かが押さえつけているからだ。
 誰が?
 なんの為に?
 焦って起きようと力を込めても、無駄な行為だった。
「誰……?」
 返事が返ってくるとは思えない。明らかに七緒に対して害しようとしている相手だ。素直に正体をバラしてくれる訳がない。
 

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